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茨城町の大戸のサクラ、大戸さくら公園の桜、彼岸桜等の状況・終盤


2024年04月15日(月) 観光・花

4月14日付茨城町の大戸のサクラ、大戸さくら公園の桜、彼岸桜の状況

茨城町の大戸のサクラの説明板

2024年4月14日の午後に茨城町の大戸地区の大戸のサクラ、大戸さくら公園の桜の開花状況を取材しました。大戸のサクラは、見頃終盤です。大戸さくら公園のソメイヨシノも見頃終盤ですが、まだ、数日は見られる状況です。

なお、大戸さくら公園の隣接の畑の北側に江戸彼岸桜の巨木が2本ありました。どう見ても巨木と思われメジャーで測ってみました。1本は目通し約4.1m、もう一本は約3.1mありました。どういうわけか、ネット上には、この彼岸桜の詳細情報が見つからなかったため、近くの旧家の方に聞きましたが地区で管理しているとのことでした。
茨城町大戸地区の桜の状況は以下の通りです。

※今回、以下の3か所はVRツアーも撮影しておりますが、現在構築中でVRツアーはご覧いただけません。説明板の写真をクリックすると、時期の異なる大戸のサクラVRツアーをご覧いただけます。

場所:〒311-3114 茨城県東茨城郡茨城町大戸

大戸のサクラ(茨城町大戸)

茨城町の大戸のサクラの開花状況

大戸のサクラは、山桜で4月14日現在、見頃終盤です。あと数日は見られると思われます。

大戸のサクラは国の天然記念物で、全株の根元の周囲は7メートル、高さ約15メートルということですが、現在は根本も良くわからない状況で、現在の枝は、新枝が出て育ってきたものです。 昭和7年(1932)7月23日、国の天然記念物に指定されています。
説明板には、水戸光圀公も、鑑賞したことが書かれていますが、この場所は水戸の城下からも近く、当然に徳川斉昭をはじめとした藩主や会沢正志斎や藤田東湖等も観たはずです。地主様の話では、平安時代あたりから敷地内に山桜があったとのことです。水戸藩の偉人がこの桜を見ていたことを思い、現在のサクラを見ると感慨深いです。
また、地主様が挿し木をし、直系のサクラとして育った20年~30年程の桜が敷地に3本あり、一郎、二郎、三郎と名命したそうです。1本は屋敷の南側、2本は、大戸のサクラの隣接西側にあります。
また、駐車場の西側に、樹齢数百年と思われるツツジの古木が数本ありツツジの花が咲き出していました。
なお、隣接に夷針神社(読み方・いはりじんじゃ:延喜式内社夷針神社の論社)があり、合わせておすすめです。


大戸さくら公園のソメイヨシノ

大戸さくら公園のソメイヨシノの開花の取材写真

大戸さくら公園は、大戸のサクラから約500m程のところで、大戸幼稚園の北側です。地元の方の話では、旧沼前小学校があった場所で毎年、さくら祭りのイベントが行われるそうです。
公園には、約100本のソメイヨシノがあります。
4月14日現在、見頃終盤でここ数日桜吹雪を見られると思われます。

場所:〒311-3114 茨城県東茨城郡茨城町大戸1847−1


大戸の江戸彼岸桜(新規取材)

大戸の江戸彼岸は、普岸寺(廃寺)の江戸彼岸桜の古木で、2本あり、1本は目通し幹回り4.1m、もう1本は3.1mです。高さは、ドローンでの確認では22mです。
4月14日現在、花はつけていますが、終了に近い状態です。

普岸寺は、もと三王山浄光院普岸寺という天台宗の寺で現在は廃寺になっており、地域の方が管理しているとのことです。
まぼろしの霊場といわれる水戸三十三霊所の5番札所で、字寺坪の普岸寺跡の観音堂に聖観音座像が祀られているとのことです。

江戸彼岸桜は、南側から見ると1本のように見えますが西側からは2本あるのがわかります。この場所は、大戸さくら公園の畑を挟んだ北側で公園からも良く見えます。公園からは70mのところで車で行くことはできません。農道があり、大戸さくら公園から、歩いて行くことをおすすめします。※写真は、大戸さくら公園からの写真です。


普岸寺(廃寺)の境内からの2本の彼岸桜の写真

茨城町の大戸の江戸彼岸桜の2本の取材写真

左側が、太く大きな彼岸桜(幹回り4.1m)で、右側が幹回り3.1mの江戸彼岸桜です。2本とも樹勢の良い江戸彼岸桜です。

来年、再度、撮影を実施予定です。