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茨城県の水芭蕉(ミズバショウ)の名所・群生地案内

茨城県の水芭蕉VRツアーは、パソコン・スマートフォンでご覧いただけます。VRゴーグルを利用すると3D体験ができます。


水芭蕉の概要説明

茨城県の水芭蕉の花

水芭蕉とは

水芭蕉(ミズバショウ、学名: Lysichiton camtschatcensis Schott)は、サトイモ科ミズバショウ属の多年草です。
日本では北海道と本州・中部地方以北、特に日本海側に分布し、南限は兵庫県養父市の加保坂峠(隔離分布)とされています。海外では、シベリア、サハリン、千島列島、カムチャッカ半島に分布します。学名のcamtschatcensisは、カムチャッカに由来します。 水芭蕉の名の由来は、芭蕉布が作られる芭蕉(バショウ科バショウ属:バナナも同科・同属)の葉に似ていることに由来しています。


水芭蕉の花について

水芭蕉の花の開花は、低地では、3月から4月頃、高地では5月~7月頃です。
水芭蕉の白い部分が水芭蕉の花びらと思われがちですが、白い部分は花を保護するために花茎の根元の葉が進化したもので「苞(ほう)」といわれ、花弁ではありません。
サトイモ科の苞は、仏像の光背(こうはい)にある火炎のような形をしていることから、「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれています。 水芭蕉の花は、仏炎苞の中央に花茎が伸びて、その先端に肉質の円柱状の花序(肉穂花序)に淡い黄色の小さな花が密集して咲きます。
写真において小さくぶつぶつに見えるのが花で「小花(しょうか)」といい、その小花は、それぞれに4本のおしべと1本のめしべがついている両性花です。仏炎苞は、花の保護ばかりでなく花に集まる昆虫を閉じ込めて受粉をしやすく役割もあるといわれています。


茨城県の水芭蕉

茨城県には、山間部の湿地や休耕田、森林・自然公園等水芭蕉を見られるおすすめスポットが複数あります。茨城県では、3月中旬から4月上旬にかけて花を咲かせ、栃木県や福島県に接する山間地域の湿地や公園で見ることが出来ます。茨城県でも古代以前には自生していたかもしれませんが、現在は自生地ではなく自然環境保護や地域づくりのために植生された群生地です。


茨城県の水芭蕉群生地の一覧

3月中旬~4月初旬

依神の森・水ばしょうの里の水芭蕉:茨城県大子町

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依神の森・水ばしょうの里の水芭蕉群生地VRツアー

依神の森・水芭蕉の里は、大子町塙にある水芭蕉の群生地で、森のハス田の棚田地続き上(北側)にあります。水芭蕉の里は、棚田の休耕田を利用して作られており、森のハス田と同様に地元の「花咲かそう会」が自主運営管理を行っています。駐車場は、ハス田の入口付近の道路左側(西側)に5台ほど停められます。
周辺の観光としては、フォレスパ大子(大子広域公園) 、旧上岡小学校茶の里公園などがあります。

時期:3月中旬~4月初旬

場所茨城県久慈郡大子町塙(地図)


水芭蕉群生地の景観

茨城県大子町の依神の森・水芭蕉の里の水芭蕉群生地VRツアー

上段の棚田の水芭蕉の景観です。クリックすると地上2件のVRツアーをご覧いただけます。また、ハス田のVRツアーと連動しています。


依神の森・水ばしょうの里の付近の地図


氷之沢の水芭蕉の里:茨城県常陸大宮市

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常陸大宮市の水芭蕉の里VRツアー

氷之沢の水芭蕉の里は、常陸大宮市氷之沢にある水芭蕉群生地です。
氷之沢地区住民のボランティア団体である「氷之沢をきれいにする会」が、まちづくりの一環として運営管理しています。
敷地内には、小高い丘の上に東屋があり、景色の展望と休憩することが可能です。
駐車場は、水芭蕉の里の道路を挟んだ反対側(西側)に4台程とめられます。
周辺には、美和ささの湯花立自然公園三浦杉公園等のおすすめ観光スポットがあります。


時期:3月中旬~4月初旬

場所茨城県常陸大宮市氷之沢(地図)


氷之沢の水芭蕉の里の水芭蕉の開花景観

水芭蕉の里の水芭蕉開花景観

氷之沢の水芭蕉の里の南東方向奥側からの水芭蕉の景観です。写真をクリックすると水芭蕉の里の地上4件、空中1件のVRツアーシーンをご覧いただけます。


氷之沢の水芭蕉の里の地図


亀谷地湿原の水芭蕉群生地:北茨城市

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亀谷地湿原の水芭蕉群生地の説明板VRツアー

亀谷地湿原は、花園・花貫県立自然公園内の山地に発達した水苔湿原です。サギスゲ、ミズチドリやヒメイチゲ等の珍しい植物や、珍しいチョウや野鳥を観察できます。
亀谷地湿原は、水芭蕉の群生地としても有名です。昭和30年代に自然愛好家が環境保全のために「ミズバショウ」を栽植したのがはじまりで、その後、管理を市が引き継ぎ北茨城市の野草サークル、山の会、ユネスコ協会等の組織が湿原の維持活動を行っています。亀谷地湿原の近くには、千猿の滝花園渓谷・与四郎の滝、観光名所の花園神社があります。

時期:3月中旬~4月初旬

場所:〒319-1726 茨城県北茨城市関本町塙(地図)


亀谷地湿原の水芭蕉群生地の景観

亀谷地湿原の水芭蕉群生地VRツアー

木製の展望デッキから水芭蕉の群生景観です。写真をクリックすると亀谷地湿原の地上3件、空中1件のVRツアーをご覧いただけます。


亀谷地湿原の地図


赤羽緑地公園の水芭蕉群生地:日立市

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日立市の赤羽緑地公園の水芭蕉の花

赤羽緑地公園は、地元のボランティア団体である「赤羽緑地を守る会」が運営管理する緑地公園です。公園には、水芭蕉の群生地があり、茨城県日立市の季節観光スポットです。公園内には、大島桜や山桜もあり、同時期にご覧いただけます。
緑地公園の駐車場から南に小径を30m程進む進むと左側に生物観察池、右側に季節によってコーホネ等の水草が見られる中央池ががあり、その間の小径を進むと丁字路でそこを右側(西側)20m程のところに水芭蕉の群生地があります。メインの水芭蕉の群生地は、棚田状に3段になっており東側及び中央に小径があり、水芭蕉を間近に見ることができます。また、その場所から西へ20m程歩いた南側の斜面でも見ることができます。

時期:3月中旬~4月初旬

場所〒319-1222 茨城県日立市久慈町5丁目19(地図)


赤羽緑地公園の水場法群生地の景観

茨城県日立市の赤羽緑地公園の水芭蕉群生地

メインの水芭蕉の群生地の下段からの様子です。写真をクリックすると水芭蕉の群生地の7件のVRツアーをご覧いただけます。


赤羽緑地公園の水芭蕉群生地の地図


水戸市森林公園の水芭蕉群生地

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水戸市森林公園の水芭蕉群生地の景観

水戸市森林公園は、水戸市木葉下町にある春の桜やつつじ、秋の紅葉が有名ですが水芭蕉の群生地もあります。水芭蕉の群生地は、四季の花広場の西側エリアです。森のシェーブル館の駐車場から小径を歩き約600m程のところにあります。水芭蕉群生地までの小径では、同時期にヤマツツジを見ることができる他、公園内ではソメイヨシノや山桜を見ることができます。桜は、水戸市の名所です。

水戸市森林公園については、別途、水戸市森林公園案内VRツアーもご覧ください。

所在地〒311-4161 水戸市木葉下町588-1

お問合せ水戸市森林公園 森の交流センター

電話029-252-7500


水戸市森林公園の水芭蕉群生地の景観

水戸市森林公園の水芭蕉群生地VRツアー

※取材は2023年4月10日で、今年は、水芭蕉が咲くのが早く開花時期を逸したため来年再度撮影予定です。写真をクリックすると森林公園・水芭蕉群生地の2件のVRツアーをご覧いただけます。


水戸市森林公園の付近地図


北山公園の水芭蕉群生地:笠間市

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笠間市の湿性生態園の水芭蕉群生地

笠間市平町の北山公園には、湿原の植物を植生している湿性生態園があります。湿性生態園には、多くの水芭蕉が群生地しています。北山公園では、湿性生態園以外にも休憩施設・管理事務所の南側斜面の湿地でも水芭蕉を見ることができます。北山公園は、桜の名所でもあり水芭蕉の時期には同時に桜を見ることができ茨城県の春のおすすめ観光スポットです。

所在地〒309-1722 茨城県笠間市平町1416-1

お問合せ北山公園管理事務所(休憩施設)

電話 0296-78-3911

参考 北山公園のホームページ


北山公園・湿性生態園の水芭蕉群生地の様子

茨城県笠間市の北山公園・湿性生態園の水芭蕉の様子

北山公園の湿性生態園の奥側(北側)からの水芭蕉群生地の景観です。写真をクリックすると地上4件のVRツアーを体験できます。