大生郷天満宮は、延長7年(929年)菅原道真の第3子景行(かげゆき)の創建といわれ、日本三大天神のひとつとして知られています。
菅原道真は、三男景行が、父の安否を尋ね九州大宰府を訪れたときに、自分の姿を描き与え「われ死なば骨を背負うて諸国を遍歴せよ。自ら重うして動かざるあらば、地の勝景我意を得たるを知り、即ち墓を築くべし」という遺言をしました。景行は、道真の死後(延喜三年(903年)2月25日)、父の遺言に基づき、遺骨を奉持し、家臣数人と共に諸国を巡ること二十有余年が過ぎ、常陸介(地方長官)として常陸国にやってきました。景行は、延長四年(926年)に現在の真壁町羽鳥(はとり)に塚を築き、遺骨を納め、一旦お祀りしましたが、三年後延長七年(929年)当時飯沼湖畔に浮かぶ島(現在地)を道真が永遠にお鎮まりになる奥都城(墓)と定め遺骨を移し祭ったのが大生郷天満宮の由来です。
大生郷天満宮の御廟所は、その由来に基づいています。御廟所の入り口、参道には菅原道真が好んだ梅の花が多数植えられています。上記写真をクリックすると御廟所VRツアーをご覧いただけます。
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2022年3月20日に常総市の大生郷天満宮の梅まつりを取材しました。受験シーズンも終わり、受験生と思われる若い人が合格のお礼詣りに来ているのが印象的でした。大生郷天満宮全体には、100本を超える梅の木があり、既に散り始めているもの、満開のもの、一部つぼみもあり梅の花は何とか今月いっぱい見られると思われます。
大生郷天満宮の観梅の場所としては、鳥居付近、拝殿・本殿のある境内には複数の梅の古木があり、駐車場の北側に梅林があります。駐車場の西側には菅原道真の御廟所があり、参道に多くの梅の木があります。
大生郷天満宮は、日本三大天神のひとつとで菅原道真を祭神とする合格祈願の神社として有名です。全国の天満宮や天満神社の神門は多くが梅の花ですが、菅原道真が梅を好み多くの有名な歌を詠んでいることに由来します。
大生郷天満宮の梅まつりVRツアー案内
なお、大生郷天満宮のすぐ近くには、常総市の観光スポットである坂野家住宅にも梅林がおすすめです。