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2024年4月17日付、茨城県潮来市のレンゲ畑のレンゲソウ満開


2024年04月18日(木) 観光・花

4月17日付、茨城県潮来市のレンゲ畑・満開!

茨城県潮来市のレンゲ畑

2024年4月17日に鹿行地区の春の様子を取材に行きました。常陸利根川の堤防脇の秋にコスモス畑になるところにレンゲソウが植えられていました。
レンゲソウの花は、赤紫色の花で一面に咲いています。4月17日付満開の状態で、あと1~2週間は見られると思われます。
※今回、空中VRの撮影を行っていますが、現時点でご覧いただけません。

場所:〒311-2435 茨城県潮来市潮来4946

お問合せ:潮来市役所農政課

電話 0299(63)1111内線264

近隣のおすすめ観光スポットは、潮来市VRツアーをご覧ください。

レンゲソウとレンゲ畑について

レンゲソウは、化学肥料が出回る前は、稲の肥料として利用されていました。戦前は、全国の田舎の田んぼで見られ、春の風物詩もなっていました。戦後、科学肥料が太陽生産されるようになりほとんど見かけなくなりました。潮来のレンゲ畑も花が終わり、耕すと秋のコスモス畑の肥料になるはずです。
最近、有機栽培米の生産においてレンゲ農法が見直され、レンゲ米として売り出している事例もあります。

(1)レンゲソウとは
レンゲソウ(蓮華草)は、マメ科ゲンゲ属に分類される中国原産の多年草です。花は、薄赤紫の花で一面に咲くときれいです、別名、ゲンゲ(紫雲英)といわれ、日本へは古くに渡来し、水田の緑肥や家畜の飼料として栽培されていました。レンゲソウは、根に白い丸型のつぶつぶができます。これは、根粒菌と呼ばれ、空気中の窒素を固定化し、蓄える機能を持っているため肥料として利用できるわけです。レンゲソウの窒素固定力は強大で10 cmの生育でおおよそ10アール・1トン の生草重で、4 ~ 5kg の窒素を供給することができます。なお、昔は、薬草としても利用され、花や葉はサラダや天ぷらにして食べることもできます。
(2)「春の小川」とレンゲソウ
レンゲソウは、良く知られている「春の小川」の1番に出てくる花です。
春の小川:1912年 (明治45年/大正元年)に発表された 文部省唱歌 作詞 野辰之・作曲 岡野貞一
「春の小川は、さらさら行くよ、岸の水辺のすみれやレンゲの花に・・・」
この歌は、里山を思い浮かべますが、明治時代末の渋谷区の代々木公園あたりの風景です。この小川は、今の渋谷川の支流の河骨川を背景に作られた歌です。河骨川は、現在は、暗渠(あんきょ)となり、地下に埋設されていますがその場所に春の小川の記念碑」があります。なお、河骨川の河骨は、東京で今では公園でしか見られない絶滅危惧種の黄色い花を咲かせる水生植物のコウホネです。茨城県で川で見られるのは、鉾田市の巴川だけです。
春の小川の記念碑の場所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木5丁目64

潮来市のレンゲソウ畑の動画

潮来市のレンゲソウ畑

潮来市のレンゲソウ畑を空撮動画です。

レンゲソウ畑の動画です。
秋にコスモス畑になるところにすべてレンゲソウになっていますが、一部、生育が悪いところもありますが、規模的にすごいです。


レンゲソウ畑とオスの雉の動画

レンゲソウと雉

潮来のレンゲソウ畑にいる雉の様子です。

なお、ちょうど、オスの雉(キジ)が何やら地面をつついて食事をしていました。
日本の野鳥のオスとしては、雉が最も色彩があります。
アオサギやひばりも来ていました。


潮来市のレンゲソウ畑の地図

※レンゲソウ畑は、秋の上戸川のコスモス畑と同じ場所です。